異業種交流会やセミナーを利用した不動産勧誘詐欺が増えています。ここでは、その典型的な手口と注意点について解説します。
異業種交流会を悪用した詐欺の流れ
異業種交流会やセミナーには、さまざまな目的を持った人が集まります。その中には、信頼関係を装って近づき、不動産購入を勧めてくる人もいます。
例えば、交流会で知り合った異性や友人と親しくなり、何度か会ううちに「知人が良い不動産投資物件を扱っている」と紹介されるケースがあります。紹介者の言葉や人間関係への期待感から、つい契約してしまい、後になって物件が期待外れだったり、紹介者と連絡が取れなくなったりする被害が発生しています。このような場合、紹介者と不動産業者が共謀していることもあります。
また、過去にはサブリース会社や不動産ブローカー、建設業者など複数の関係者が組織的に投資家をだます事例も起きています。
被害に遭わないための対策
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不動産投資や物件購入の際は、知人や友人からの紹介であっても安易に信用しないことが大切です。
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紹介者が本当に信頼できる人物かどうか、冷静に判断しましょう。
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可能な限り第三者の専門家から意見をもらい、複数の情報源を比較検討することが重要です。
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不動産取引は高額なため、慎重な判断と自己責任が求められます。
人間関係を利用した巧妙な勧誘には十分注意し、冷静な判断と情報収集を心がけましょう。信頼できる第三者の意見を取り入れることが、被害防止につながります。
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