マンション広告の「全室南向き」表示に潜む落とし穴

  不動産屋の嘘、騙しの手口

マンション購入や投資を検討する際、広告やパンフレットに「全室南向き」といった魅力的な表現が使われていることがあります。しかし、実際に方位を確認してみると、すべての部屋が本当に南を向いているとは限りません。実際には、南向きとされている部屋の中に、微妙に異なる方角の部屋が含まれていたという事例も報告されています。

マンションの方位は、日当たりや快適性に直結し、資産価値にも大きく影響します。特に新築物件の場合、完成前に販売が始まることが多く、購入者が実際の建物を確認できないため、広告や営業担当者の説明に頼らざるを得ません。そのため、誤解を招くような表示や説明があった場合、引き渡し後に「思っていた方角と違った」とトラブルになることがあります。

トラブルを防ぐためのポイント

  • 未完成物件の場合は、完成後に実際の方位や日当たりが広告内容と一致しているか確認しましょう。

  • 契約時に受け取ったパンフレットや営業担当者の説明内容は、後で確認できるように記録として残しておくことが重要です。

  • 万が一、広告内容と実際の状況が異なる場合に備え、証拠を保存しておくことでトラブル時の対応がしやすくなります。

このように、マンション購入時は広告の表現を鵜呑みにせず、実際の状況や説明内容をしっかり確認し、証拠を残しておくことが大切です。

Visited 5 times, 1 visit(s) today