では一般客、初心者が、より良い物件情報を手に入れるためには、どうすればよいのでしょうか。

私のこれまでの経験からすると、最も重要なのは、物件情報を多く持つ「仲介会社」や「管理会社」と良好な関係を結ぶことです。

そのためには、ただ不動産屋を回るのではなく「気になる物件を問い合わせた際に、たとえその物件を購入しなかったとしても、自分が探している条件をできるだけ詳しく伝え、今後も物件情報を提供してほしい」とお願いするのが効果的です。

その際、「ご紹介いただいた物件には、誠実に迅速な判断でご対応します。」といった意思表示をすると、業者からの信頼も得やすくなります。

このような姿勢で接することで、条件に合う新たな物件が出た際、優先的に情報をもらえる可能性が高まります。実際、この方法で業者からの紹介を受けて購入に至ったというケースも少なくありません。

購入実績があると、さらに信頼関係が深まり、より多くの情報が入りやすくなる傾向があります。こうして少しずつ業者とのつながりを強めていくことで、市場に出回る前に良い物件情報をキャッチできるようになります。

業者から直接情報を得るためのポイントは以下の通りです。

  • ①複数の不動産会社に希望を伝える
    できるだけ多くの会社に自分の希望条件を伝えておくことで、物件紹介のチャンスが増えます。
    紹介を受けた際は、できるだけ早く意思決定し、その理由も添えるようにしましょう。
    こうした対応ができないと、次回以降の紹介が減ることもあります。

  • ②気の合う営業担当者と良好な関係を築く
    単に物件紹介を受けるだけでなく、より良い情報を得るためには、営業担当者と良好な関係を築くことが有効です。
    すべての担当者と親しくなるのは難しいため、特に相性の良い担当者と積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。

  • ③仲介会社・管理会社の特徴を知る
    不動産業界の中でも、特に優良物件情報を持っているのは仲介会社と管理会社です。
    仲介会社はもちろん、管理会社も物件オーナーからの売却相談を受けることが多く、意外と良い情報源になる場合があります。
    ただし、管理会社は多くの投資家と関わっているため、自分を選んでもらうためのアピールが必要です。
    また、どの会社がより多くの優良物件情報を持っているかを見極めることも大切です。
    新しい情報がほとんど入らない業者ばかりと付き合っても、大きな成果は期待できません。

以上、地味ですが地道にコツコツやっていると、運良く良い物件情報が手に入る可能性が高まるポイントになります。

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